『チャーリーのチョコレート工場』　～甘いチョコとちょっとスパイスの効いたユーモア～

『チャーリーのチョコレート工場』

　世界で愛されるチョコレート工場のオーナー、ウィリー・ウォンカと、貧乏ながら心優しい少年チャーリーの物語。

　チョコレートが大好きなキンヨーにはたまらなく魅力的な作品の一つです。無性にチョコレートが食べたくなります。というわけで、チョコレートも準備します。

【あらすじ】

　世界中で愛されているお菓子なのに誰もその工場で働らく従業員を見たことがないという、謎だらけのチョコレート工場。その工場長、ウォンカが突然5人の子どもを工場に招待すると発表したところから始まります。チョコレート包みに隠された招待券（金のチケット）を手に入れようと、大人も子供もチョコレート買い求めます。工場のある町に住む貧乏な家の子チャーリーもウォンカのチョコレートが大好きな子供の一人。偶然にも金のチケットを手に入れたチャーリーは保護者のおじいさんと一緒にウォンカのチョコレート工場の中へ足を踏み入れます。

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　ティム・バートン監督の特徴がよく出ている作品です。色彩も人物の脚色も、音楽も、とにかく愉快に狂っています。変人ウォンカを演じるジョニー・デップもティム・バートン監督の世界観にピッタリはまり込んでいます。このコンビの作品は多々ありますが、二人が織りなす世界観に引きずり込まれっぱなし笑。

日本人には見慣れない毒々しい色合いのお菓子も、なぜだか美味しく見えてくるから不思議です。そして、やっぱり板チョコのウォンカのチョコレートが何とも美味しそう。選ばれた5人の子供の中におデブな男の子がいるのですが、ひどい食べっぷり。顔中をお菓子で汚しながらお構いなしで食べる姿……。一度やってみたいものです。体重も血圧も血糖値も気にせず欲望のままに行動できるのは羨ましい！

　従業員の小人たち、ウンパ・ルンパ族の軽快なミュージックもこの映画の面白く、終わった後も頭から離れない中毒性。暴食少年、高慢少女、欲しがり子ちゃん、ロジカルテレビくんを皮肉る歌を見事に歌い上げます。ついでに、キンヨーのおすすめはロジカルテレビっ子の少年を有名映画やミュージシャンのパロディ音楽で皮肉ります。にやり、と笑えるのがいいところ。

　めちゃくちゃに疲れている時よりかは、仕事が片付いたり気分がすっきりしている時に観る方が素直に童心に帰れて楽しめるかも。

【映画のおとも】

・デラックスミルクチョコレート

普段は70％以上のチョコレートが好きなキンヨーですが、この映画を観るときは別。濃厚な甘いチョコレートが食べたくなります。以前、ネスレから「ウォンカのチョコレート」が実際に販売されていました。このチョコの甘いこと！　甘くて、どっしりしていて、一日に一枚すべて食べるのは危険なほど！　そんな危険なチョコをキンヨーは年に2回買っては、チャーリーになった気分で1日一粒口にしていました。今は製造中止になってしまって、あの濃厚な脳がとろける様な甘さを懐かしんでいます。

と、言うことでそれに代わる、おすすめチョコがこの「デラックスミルクチョコレート」。濃厚で優しい口どけのチョコレートです。映画の食いしん坊のごとく、チョコをまるまる食べてしまうには大きすぎますが、毎日一口ずつ食べたくなるような安定・安心のおいしさです。